NFTマーケットプレイスでの決算手段は、暗号資産での支払いを必要とすることがあります。
NFTには興味が湧いたけど、暗号資産はまだ保有していないという人はいないでしょうか?
そんな人にはクレジットカード払いが可能な「NFTStudio」というNFTマーケットプレイスがあります。
暗号資産もウォレットも必要とせず、NFTを閲覧・購入することができるマーケットプレイスです。
今回はNFTStudioについて解説します。
NFTStudioとは
NFTStudioとは、CryptoGames株式会社が2021年3月にリリースしたNFTマーケットプレイスです。
イラストやアート、トレーディングカードゲームなどがNFTとして取り扱われています。
NFTStudioで取り扱われている一時販売のNFTは審査を得た公認のイラストレーターやクリエイターの作品なので、質の高い作品が閲覧できるでしょう。
以前は二次流通はできませんでしたが、7月より可能になり一般の人でも購入したNFTを売却ができるように。
その際売却したNFTはロイヤルティが設定されていると、製作者に売上が還元される仕組みになっています。
リリース直後、ブロックチェーンはPolygonを採用していましたが、8月よりLINE Blockchainも採用されることが決定。
LINE Blockchainの採用によりLINEのアカウントからログインが可能になりました。
その他にもNFTStudioではSNSでのログインも可能であり、暗号資産を利用していない人でも気軽に参加ができます。
決算手段はPolygonの通貨であるMaticかLINEのLINK、そしてクレジットカードでの支払いが可能です。
アカウント作成
公式サイトの右上にLoginがあるので、そこからアカウント作成が行えます。
ウォレットがある人は、「ウォレット接続」からすでに保有しているウォレットを接続します。
署名リクエストというページに移動後、署名をクリックするとウォレットとの連携が完了します。
ウォレットを持っていなくても、SNS(Google・LINE ・Twitter・Discord)のアカウントからアカウント作成も可能です。
「ウォレットに接続」をクリックしウォレットを持っていなければSNSからのログイン選択画面が現れます。
Google・LINE ・Twitter・Discordのどれかのアカウントを選択すると「アカウントを保護する」というページへ。
何か問題が起きてアカウントを復活させる際に使用できる仕組みですが、「今はスキップ」で飛ばすことも可能です。
その後最後に許可を行うとアカウント作成は終了です。
ちなみにウォレットがなくてもNFTは購入できますが、他の外部NFTマーケットプレイスでNFTを売却するにはウォレットが必要です。
まずはウォレット無しでNFTを購入して楽しみ、後々売却を考えるならウォレットを作成してみても良いでしょう。
購入方法
公式サイトでは「Market」や検索バーから興味のあるNFTを探すことができます。
トップページから新しく出品されたNFTもピックアップとして表示されています。
もしも気になる作品があったらクリックし、詳細なページへ。
詳細なページでは、金額やクリエイター関連の情報の他に所有権に関する項目があります。
NFTを購入することにより大体は所有権が購入者側へ移り、背景が青くてOKと表記されていたら所有権は購入者側ということになります。
その他に画像や動画の商用利用や著作権に関する項目があり、背景が青くなくてNG表記なら商用利用や著作権は購入者にはないということになります。
色々と詳細ページを見た後に購入を希望するなら、購入ボタンを押して手続きに入ります。
この際にSNSでのログインならクレジットカードやGoogle Payでの支払いが選択できます。
カード情報などを入力し終え、指定された金額を支払って購入は完了です。
PolygonとLINE Blockchain
公式サイトではPolygonとLINE Blockchainを選べる項目があります。
PolygonとLINE Blockchainでは取り扱われているNFTが違っており、相互の互換性はない状態です。
商品の詳細ページでChainという項目から、PolygonとLINE Blockchainのどちらが採用されているかわかります。
LINE Blockchainはそのまま記載されていますが、Polygonの場合は「matic」となっています。
保有するだけなら何も問題はありませんが、他のNFTマーケットプレイスで売却を検討する際には注意が必要です。
NFTStudioで購入したPolygonのNFTは、Polygonのブロックチェーンが採用されているNFTマーケットプレイスでは売却が可能です。
逆にPolygonのブロックチェーンが採用されていると、LINE Blockchainが採用されているNFTは売却できません。
NFTを出品するには
NFTStudioでは一時出品は、審査を通る必要があります。
公式サイトのトップページにクリエイター審査という項目があり、DiscordのアカウントからNFTStudioサーバーに参加し審査を受けるための準備に入ります。
現時点では、審査を通過し認められたクリエイターが出品可能となっています。
NFTStudioでの2次流通は出品だけなら費用がかからず(販売すると手数料が必要)、キャンセルなどに追加の費用もかかりません。
「My item」から保有するNFTを閲覧できるので、売却したいNFTを「Sell」を選択後価格を決めたら完了です。
まとめ
NFTStudioは、ウォレットなしでも閲覧・購入も可能なNFTマーケットプレイスです。
クレジットカードが利用可能なので、暗号資産を保有していない人でも気軽に参加できます。
他のNFTマーケットプレイスでは暗号資産を保有し、ウォレットも用意しておく必要があります。
NFTStudioはどちらも最初は必要とせず参加できるので、NFTに興味が出た人には参加しやすいNFTマーケットプレイスではないでしょうか。