ブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスを利用する際にウォレットが必要となります。
いくつかある中で「メタマスク/MetaMask」というウォレットが有名です。
イーサリアム系の暗号資産（仮想通貨）やトークンを管理できてDeFiやDapps、DEXにも必要となるウォレットです。
メタマスクはPCやスマホに無料でダウンロードすることができます。
今回はメタマスクについて解説します。
メタマスク/MetaMaskとは
メタマスク/MetaMaskとは、イーサリアム系の暗号資産やトークンを管理できるウェブウォレットです。
ウォレットは、暗号資産を管理できる財布のようなイメージで考えればわかりやすいかと思います。
メタマスクがイーサリアム系列の通貨やトークンが保管でき、その他のたとえばビットコインは保管することはできません。
PCの場合は公式サイトからブラウザの拡張機能を、スマホならアプリをインストールすることで使用できます。
管理できる以外にNFTマーケットプレイスと連携することで、NFTを売買できるようになります。
その他でもDappsやDEXを利用する際にもメタマスクと連携が必須な場合があり、様々な方法で活用できるでしょう。
PC/スマホのダウンロード方法
PCとスマホで僅かな違いはありますが、どちらも手順としては一緒です。
PCとスマホも共に公式サイトからダウンロードができます。
スマホは種類によってApp StoreかGoogle Playからアプリをダウンロードできますが、公式サイトとアドレス/URLが一緒かしっかり確認しましょう。
PCの場合はChromeやFirefoxなどを選んだ後に「拡張機能を追加」という手順がありますが、その後はPCもスマホも「ウォレットの作成」へ進みます。
ウォレットの作成でパスワードを決めると「シードフレーズの設定」から12~24の単語がランダムに並ぶ文字が現れます。
これはとても重要なので、しっかりとメモを取るなどして保管する必要があります。
大まかですが上記のステップをクリアすれば完了です。
あとは購入した暗号資産をメタマスクへ移し、NFTマーケットプレイスなどに連携することで売買が可能になります。
使用前の注意点
公式サイトからダウンロードし、完了すると新規ウォレット作成か既存のウォレットかの選択肢が出てきます。
その際にパスワードを設定しますが、その後出てくるシードフレーズまたはシークレットリカバリーフレーズは忘れないようにメモを取るなどをして厳重に管理する必要があります。
PCやスマホに問題が起きて新しく買い換え、新たにメタマスクをダウンロードした際に必要となります。
これを無くすか、忘れてしまうとウォレットを一生復元はできないので注意しましょう。
メリット
・NFTマーケットプレイスを利用できる
ブロックチェーンゲームやNFTを活用する際には、メタマスクが必須な場合が多いです。
多くのNFTマーケットプレイスでは、メタマスクは対応可能なウォレットになっています。
ゲームやNFTで売買したい人には、メタマスクは必要なウォレットでしょう。
・手数料を自由に変更できる
メタマスクで払う手数料は、イーサリアムの場合ガス代と呼ばれています。
この手数料が多いほど、先に取引や送金の処理が完了する仕組みになっています。
この手数料をメタマスクは自由に変更できます。
通常の場合は「平均」、急ぎの場合は「Fast」、急いでいないなら「Slow」を選ぶことが可能に。
取引量が多いときは混雑するので、普段の手数料だと処理に時間がかかるかもしれません。
ですがその際に平均からFastにして普段よりすこし多めの手数料を支払えば、早く処理される仕組みになっています。
デメリット
・ビットコインなどイーサリアム系以外の暗号資産は管理できない
メタマスクはイーサリアム系の暗号資産やトークンを管理できますが、それ以外のたとえばビットコインなどは管理ができません。
他の通貨も投資しているなら、別のウォレットを用意する必要があります。
・ホットウォレットなのでハッキングなどのリスクに備える必要がある
メタマスクは、ウォレットの中でホットウォレットに分類されます。
常にオンライン上で管理しているので、オフラインで管理するコールドウォレットよりもハッキングなどのリスクはあります。
そのため資産のすべてをメタマスクに預けるのではなく、少額かNFT関連を利用する際だけ使用するなど対策を取りましょう。
少し面倒に感じるかもしれませんが、ハードウェアウォレットを利用してみても良いかもしれません。
ハードウェアウォレットは専用のデバイス（USBメモリーなど）から暗号資産/秘密鍵を管理する仕組みです。
取引に必要な秘密鍵をオフラインで管理するため、ハッキングなどのリスクを抑えることができます。
メタマスク対応のハードウェアウォレットに「Ledger Nano S」などがあります。
まとめ
メタマスクはNFTやDapps、DEXを利用する際に必要となるウォレットです。
ホットウォレットなのでハッキングなどの被害に考慮し、すべての資産を管理するのはお勧めしません。
ブロックチェーンゲーム、NFTを利用する際にだけ資産を移すなど対策を取りましょう。
