暗号資産(仮想通貨)のメイカー・テイカーとは?

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暗号資産(仮想通貨)の取引所で手数料を比較していると「メイカー/Maker」「テイカー/Taker」という言葉を見かけませんでしたか?

この2つの言葉は手数料を意味していますが、取引所・販売所での取引において取引所で使われる言葉です。

今回はメイカーとテイカーについて解説します。

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メイカー/Makerとは

メイカー、またはメイカー注文とは取引所での取引に新しい価格で注文を出すことを指します。

取引所ですでに取引されている金額が掲載されている中、自身が希望する金額で注文を出します。

新しく注文価格を提示して市場の流動性を作ることから、Makerと表記されています。

メイカーは注文を出してすぐには約定/取引は成立しません。

自身が出した注文に、後述するテイカーが注文をしてきたら取引がスタートします。

たとえば売り注文として考えるとある通貨を100万円で取引されている中、102万円という自分の希望金額で注文。

その102万円という金額で購入を希望する人(テイカー)が現れれば、取引が完了します。

買い注文は売り注文の逆になり、購入したい金額の希望で注文します。

その金額で売却したいと希望する人が現れれば購入し取引が完了します。

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テイカー/Takerとは

テイカー、またはテイカー注文とは取引所に出された注文を約定する側のことをいいます。

簡単にいうと、すでに出されている価格で注文を出すことを指します。

メイカーの注文を約定させると考えればわかりやすいかと思います。

取引所で並んだ注文を約定させて流動性を取り除くので、Takerと表記されています。

メイカーが指定した金額で購入または売却しますが、金額の指定はあくまでメイカー側でテイカー側は希望された金額で売買すると覚えておきましょう。

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手数料の違い

メイカーとテイカーの手数料は、基本的にメイカーの方が安く設定されています。

テイカーはその逆で、メイカーより高く設定されています。

理由としてはメイカーの場合は取引において新しい価格で注文を出すことにより、選択肢が広がり市場の流動性が増すことに繋がります。

流動性が増して利用者の取引が活発になることは取引所にとっては利益へと繋がるので、メイカーの方が手数料は優遇されます。

ただしメイカーは、注文が成立するまで時間が必要となります。

現在の取引所にはない価格で注文を出すので、その価格での取引を希望する人がいないと取引成立にはならないからです。

手数料を第一に考えるとメイカーなのですが、取引が成立するかどうかはわからないのはデメリットになるでしょう。

まとめ

すこしざっくり説明すると、メイカーは取引を提供する側になりテイカーは取引を約定する側になります。

取引所によってはメイカーは手数料が逆にもらえる設定にされているところもあります。

市場の流動性を広げてくれるメイカーにはすこし優遇し、テイカーは他の取引所同様手数料を払う仕組みになっています。

大きな額ではないかもしれませんが、手数料を逆にもらえるのは貴重ですよね。

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