2021年の暗号資産(仮想通貨)業界はビットコインがかなり価格を上昇する中、「ドージコイン」という言葉も耳にしたと思います。
草コインの一種でほとんど価格は上下してこなかったですが、2021年はドージコインの価格が一気に上昇した年でもありました。
印象的な柴犬をモチーフとした暗号資産で、似た感じの柴犬/Shiba Inuという通貨も人気です。
残念ながら日本の取引所では取り扱っていないため、購入するには海外の取引所を利用する必要があります。
ですがどこか日本を利用する連想させる暗号資産には、どこか親しみが感じられますね。
今回はドージコインについて解説します。
ドージコインとは
ドージコインとは、インターネット上で話題になった柴犬がモチーフになった暗号資産です。
ある時期流行していた柴犬をインターネット上で見かけた開発者が、ジョークの意味合いも込めて作られました。
柴犬のマークが特徴的で、日本で飼われている柴犬がモチーフとなっているとされています。
名前の由来は犬のDogのスラングで、Dogeからドージコインと名付けられています。
ドージコインの使用手段は取引や送金などを除けば、海外ではチップとしてや寄付などで利用されています。
ビットコインを模範として作られているため機能は似ていますが、送金スピードはあとから作られたドージコインの方が早いのが特徴です。
それ以外の違いはビットコインには発行上限がありますが、ドージコインには発行上限はありません。
ジョークのようなスタートで作られたドージコインですが、時価総額は暗号資産全体でも上位に入るほど成長しています。
柴犬をモチーフにしていることも人々にウケているのかもしれませんが、著名な人の発言で価値が一気に上昇したことも理由に入っているかもしれません。
暗号資産として取引できるようになってからも日本円で1円未満の価格だったドージコインですが、2021年に著名な人の発信などにより価格は一気に上昇しました。
今現在は25円前後ですが一時期はその倍以上に価格は上昇しましたが、2021年初頭はまだ1円の価値もありませんでした。
他の通貨にも同じことがいえますが、著名な人の発言やニュース1つで通貨の価格は上昇・下落するのが暗号資産の特徴と言えるでしょう。
ドージコインが柴犬をモチーフにしているのと似た通貨で柴犬/Shiba Inuという暗号資産もあり、どこか日本を連想させます。
そんな日本を連想させる暗号資産はありますが、ドージコインも含めて日本の暗号資産取引所では扱っていないため取引はできません。
もしもドージコインを購入したいなら、国内の取引所でビットコインなど暗号資産を購入し、海外のドージコインに対応している取引所へ送金します。
そこで改めて送金した暗号資産でドージコインを取引して手に入れます。
海外の取引所は金融庁の認可を受けてはいないので、取引する際はリスクがあることを意識して注意しましょう。
ミームコイン
インターネット上のジョークのようなネタとして生まれた暗号資産を、「ミームコイン/meme coin」と呼ばれています。
ドージコインを知る中で、ミームコインも聞いたことがあると思います。
このミームコインの1つがドージコインであり、日本で誕生したモナコインも同じようにミームコインといえます。
ドージコインはリスクがあることを意識
他の暗号資産にもいえることですが、ドージコインなどのミームコインはボラティリティの問題が他の通貨より高い印象があります。
まったく価値がなかった通貨が、著名な人の発言で僅かな間に数千倍価格が上昇することがあります。
逆に著名な人の発言で上がっていた価格があっという間に下落するなど、他の暗号資産より値動きが激しいです。
そしてドージコインを含む多くのミームコインは、国内の取引所では扱っていません。
海外の取引所を使わなければいけないことを含めて、投資するならリスクが他の暗号資産より高いことを意識する必要があると思います。
まとめ
草コインは次々と誕生しますが、知名度も価格も上昇せず国内の取引所に上場もすることないのが多いでしょう。
ドージコインも含めて草コインはちょっとした話題で一気に上昇することもできますが、逆のことも起こります。
あくまでリスクがある投資だという意識を忘れずに、余剰資金での投資を行いましょう。