IFD注文とOCO注文を組み合わせた方法で、「IFO注文」という注文方法があります。
IFO注文では新規注文が約定すれば、指定した2種類の決算注文が自動的に行われます。
IFD注文とOCO注文と同じく指定した注文が約定すれば自動的に行われるので、チャートを1日中見続ける必用はなくなるでしょう。
今回はIFO注文について解説します。
IFO注文とは
IFO注文は、新規注文とその注文に対して2つの決算注文を出せる方法です。
IFD注文の「新規注文が約定したら決算注文が自動的に確定する」と、OCO注文の「2つの注文を出して一方が約定したら片方は自動的に解消」という方法を組み合わせたやり方です。
チャートの値動きで予測を立てて新規注文を出し、その注文に対して利益確定と損切りの両方を決算注文で出すことが可能です。
ある通貨が100万円で取引されているとき、98万円まで下がったタイミングで購入するよう新規注文(指値注文)をします。
決算注文では
・105万円まで上昇したら利益確定(指値注文)で売却
・95万円まで下落したら損切り(逆指値注文)する
というやり方などがあります。
IFD注文とOCO注文の良い部分を両方使うことができて、レバレッジ取引やFXなどにおいてリスク回避しつつ堅実に利益を狙えるでしょう。
予め相場の流れを読み、ある程度予測を立てる必用はあります。
ですがあとは自分が指定した金額になったら自動的に売買が行われるので、常にチャートを見る余裕がない人には合ったやり方でしょう。
IFD注文とOCO注文については下記で解説しています。
メリット
・チャートを見続けなくて済む
IFD注文とOCO注文より自動的に売買が行われるようになるので、相場の変動時などは除いてチャートを見続ける必用がなくなります。
最初にいくらで購入するかを決めれば、あとは指定した利益確定と損切りのタイミングまで待つだけで取引は終了します。
上記以外にも相場の流れが読み辛い(上昇と下落が頻繁に起こっているなど)ときには、リスク回避の金額指定でIFO注文をしていると迷わなくて済む印象があります。
デメリット
・相場の急激な変動には対応しづらい
IFD・OCO・IFOと並んだデメリットですが、相場の急激な変動には対応しづらいです。
新規注文では指定した金額にならなければ、注文が約定しません。
決算注文では早めに利益確定・損切りをしたあとに価格が上昇や下落すると、得られる利益が低くなってしまう可能性があります。
まとめ
IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた方法です。
2つの方法のやり方を組み合わせて、リスク回避を狙える投資を行えるでしょう。
事前に予測を立てて、金額の指定や利益確定と損切りなどやるべきことは多いです。
ですがそこを抜ければ、あとはチャートで相場の変動が起きないかをチェックする程度です。