暗号資産(仮想通貨)へ投資をしていると『半減期』という言葉を聞いたことがあると思います。
暗号資産は円やドルみたいに管理するような存在はいないため、通貨の新規発行はマイニング報酬という形で発行されます。
半減期はその貰える報酬が半減する時期のことです。
数年に一度起こる理由やアルトコインにもあるか含めて、半減期について解説します。
半減期とは
半減期は、暗号資産のマイニング報酬が半減するタイミングのことです。
暗号資産の取引を承認することをマイニングといい、その際に報酬として通貨が発行されます。
ビットコインでいえば最初の半減期は2012年にあり、それまでマイニング報酬は50BTCでしたが25BTCに半減しました。
それ以降は2016年、2020年と4年ごとに半減期のタイミングは訪れています。
その都度マイニング報酬は半減していき、かつて50BTCだった報酬は今は6.25BTCとかなり少なくなっています。
今のところおおよそ『4年に一度』ですが、あくまで予定であり確定ではありません。
半減期の理由
半減期の理由は、通貨の総量を抑える目的と価値を下げないためにあります。
ビットコインを軸に説明すると、ビットコインには発行上限があります。
2100万枚と上限があり、必ずいつかは上限を迎えて新規発行がなければすでに発行されたものしかありません。
だからこそ価値がありますし、発行上限に達したらますます手に入れたいと思う人が増えてくるでしょう。
それに加えて発行上限があるため何年かに一度半減期を作り、マイニング報酬を半分にすることでビットコインが手に入る数が少なくなっていきます。
だからこそ希少価値を生み、ビットコインは高い価値があると思われています。
アルトコインの半減期
アルトコインには発行上限がある通貨と発行上限が指定されていない通貨に分かれています。
発行上限があるアルトコインのビットコインキャッシュやモナコインには半減期があります。
4年ごとに行われるのが多いですが、モナコインなどは3年に一度のペースで半減期が訪れています。
あくまで半減期のペースは今のところの予定であり、情報収集し半減期に備えておきましょう。
イーサリアムなど発行上限がないアルトコインもあり、その場合は半減期などはありません。
ですがマイニング報酬の減額などは、開設チームの都合で起こることはあるでしょう。
半減期前後の価格への影響
必ずではありませんが、半減期が訪れると暗号資産の価格が上がる可能性があります。
半減期が来たことによりかなり先ですが確実に発行上限が近づいているので、投資家の中で希少価値の再認識や価格の上昇を期待して購入する人が続くのでしょう。
ですが半減期の月に価格が上昇するかといえばそうではなく、その少し前からすこしずつ価格が上昇し始めます。
大体2ヶ月前ぐらいから上昇を始める印象ですね。
暗号資産はなにかしらのイベントが起こると価格が上昇や下落をしますが、少し経てば流れは変わる印象があります。
半減期のときも上昇したのちに下落するでしょうが、その後また上昇し落ち着くでしょう。
まとめ
マイニング報酬を狙っている人にとっては半減期は悩みの種でしょう。
普通に投資をしているだけなら、半減期は価格の上昇を期待できるイベントかもしれません。
ですが必ず価格が上昇するわけではなく、それほど上がらなかった通貨もあります。
上昇してもすこし経てば下落しますし、価格の上昇を見込んで大量に投資することはあまりお勧めしません。
あくまで自分が投資に使える資金や通貨の範囲で、無理のない投資を心がけていきましょう。