暗号資産（仮想通貨）を購入する際、その通貨について色々調べると思います。
今現在の価格や過去にどれくらい値動きしたのかはもちろん、どのような用途で使われているのかまで。
調べていくとただ投資の売買だけではなく、暗号資産は様々な使われ方をしています。
そうした個々の相違はすでに発行された通貨なら情報収集しやすく、それほど苦労することなく欲しい情報は手に入るでしょう。
てすが新しく発行される暗号資産は、どのようなものかは最初わからないはずです。
自分が購入しようとしている暗号資産が、どんな目的で発行されて他の通貨となにが違うのか気になりませんか？
そうした疑問に答えてくれるのが『ホワイトペーパー』という計画書のようなものです。
今回はホワイトペーパーについて解説します。
ホワイトペーパーとは
ホワイトペーパーは、暗号資産を新規発行する際にどのような目的で発行され、使われている技術がどのようなものかなどを記載されている計画書のことです。
元々は政府が発行した報告書として使われる言葉でもありましたが、今では様々な場面で使われています。
ホワイトペーパーの内容はそれぞれの通貨で多少の違いはありますが、企画・構想・問題・解決案・技術・責任者やメンバーなどプロジェクトについて記載されています。
いわばアピールポイントをまとめた説明書で、ホワイトペーパーを読むことによりどのような通貨なのかがわかる判断材料としての意味を持っています。
暗号資産のスタートであるビットコインにもホワイトペーパーはあり、今現在でも閲覧することができます。
専門用語も多く戸惑うかもしれませんが、ホワイトペーパーに慣れる意味も込めて一度見てみることをお勧めします。
ちなみにホワイトペーパーを見る方法は複数ありますが、自分の調べたアルトコインでは公式サイトを探したらすぐに発見できました。
そのサイトは日本語変換にも対応しており、サイトの一番下に大きく『ホワイトペーパー』という項目がありPDFでダウンロードもできますしじっくりと確認することができます。
購入前に見る理由
暗号資産への投資を決めたとき、通貨をどうやって選別していますか？
暗号資産は決算のためや送金目的、ゲームやスポーツに使える通貨などそれぞれバラバラな使用目的を持っています。
どのような目的で使われ、そしてどんな理由で作られたのかがわかるのがホワイトペーパーです。
すでに発行され知名度もある通貨なら調べればすぐにわかりますが、新しく発行された暗号資産はホワイトペーパーを見なければなんのための通貨なのかがわかりません。
せっかく自身の資金で投資をするのなら、その投資する対象がどのようなものなのかを知っておいた方がいいでしょう。
もっといえば自分が投資する暗号資産が、果たして投資するだけの期待を持っていいのか？という疑問に答えてくれるのがホワイトペーパーです。
ホワイトペーパーには、新しく発行する通貨はより良いものであり今までの通貨との違いなどが具体的に記述されています。
以前に発行された通貨から新たに出てきた問題への解決手段はもちろん、すでに発行された通貨よりもさらに良質なアピールポイントが記載されているかもしれません。
ホワイトペーパーの内容次第で投資家は期待して購入し始め、実際に期待通りのプロジェクトになったのなら知名度も上昇していくでしょう。
すでにある暗号資産はもちろん、新しく発行される暗号資産への投資を検討するなら事前にホワイトペーパーを見ることをお勧めします。
注意点
ホワイトペーパーの内容はどれも魅力的なことが記載され、期待を持たせるでしょう。
ですが、その内容が本当に現実的に可能なのかを考えなくてはいけません。
どれだけ魅力的な内容だったとしても現実的に難しいのなら実現性が低く、信頼できないでしょう。
暗号資産は発行されても実際ホワイトペーパーという計画書通りに実行されず（あるいは難しく）価値が高まることなく、上場や取引所での取り扱いも難しく価値がなくなってしまうかもしれません。
中には詐欺のような手口で壮大な計画をホワイトペーパーに記載し資金を集め、実際は実現する気もなく資金を持ち逃げを図ったなどの事例もあります。
違和感がすこしでもあった場合は、その通貨に投資するかどうかを一旦落ち着いて考えてみるのもいいでしょう。
そしてホワイトペーパーを見る際はすでに発行された暗号資産は日本語訳をしてくれているのもありますが、新しく発行されたのは最初英語のみの場合もあります。
その場合はネットで翻訳し、少し日本語がおかしな場面があったとしても根気強く読んで理解していきましょう。
まとめ
いきなり暗号資産のホワイトペーパーを見るといっても、数千種類もあり英語のみの場合など難しいですよね。
その場合はすでに発行されて、自分が投資を考えている通貨のホワイトペーパーでも大丈夫です。
日本語訳もされているのが多いですので、まずは色々なホワイトペーパーにどんなことが書かれているか閲覧し慣れていってください。
