暗号資産(仮想通貨)はビットコインと複数のアルトコインがあります。
アルトコインの数は国内の取引所で購入できる数だけでも数十種類あり、それ以外の種類を含めると数千種類にも及びます。
投資は1つの銘柄だけに注ぎ込むと価格の暴落などで一気に価値が低くなり、投資した資金を失う可能性があります。
そのため多過ぎては困りますが、いくつかの銘柄に投資をすることをお勧めします。
ですが複数の銘柄に投資する際これはこの値段、この銘柄はこの値段なんて決めるのは大変ですよね?
そんなときに自分が活用する方法で、ドルコスト平均法というやり方があります。
自分自身とてもお世話になっている方法で、投資において有効なやり方だと思っているので要点を抑えてメリット・デメリットを紹介します。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、特定の投資銘柄に一定の購入タイミングに一定の金額で購入し続ける方法です。
積立投資という言い方がわかりやすいかもしれませんね。
ドルコスト平均法を詳しく説明すると、1ヶ月1万円ずつ1年間で12万円投資する暗号資産を決めたとします。
暗号資産は価格の変動が早く、今月購入した値段が来月も全く同じではありません。
たとえば価格が1000円の通貨があったとします。
1万円で買えるだけ購入するとその月は10コイン手に入りました。
ただ毎月10コインずつ手に入るかといえば基本的にはそうではなく、相場の変動により次の月は8コインである月は15コインなどバラバラになるはずです。
ドルコスト平均法のいいと思う部分は、相場の価格が下落しているときは多く購入できて上昇しているときは数は少ないですが購入できる分は確保できます。
ちなみに12万円の資金を一括で通貨を購入した場合は、上のやり方と違いはあるでしょうか?
価格1000円の通貨を一括で12万円分購入して、120コインを手に入れたとします。
ドルコスト平均法のやり方で購入した場合、価格が1000円より下落したときは1万円で多く購入できたので最終的には積立投資の方が多くのコインを購入できる場合があります。
もちろん価格の上昇が多かった場合は購入できるコインの数が少なくなり、一括で購入した方が多くなるなどケースバイケースではありますが。
メリット
- 取り組みやすい
投資を始めたころによく思っていたのですが、少額でも始められて初心者に取り組みやすい方法です。
最初に積立する期間を決めれば後はどの通貨に投資し、毎月積立額をいくらにするか決めるぐらいです。
何もかも放っておいていいわけではなく、価格の暴落がないかチェックなどは必要ですが普通に投資をする際の知識やテクニックはいりません。
- 上昇&下落時に迷わなくていい
投資を始めたばかりだと購入時は
『今上昇してるから売ろう…いや、もしかしたらまだ上昇するかも?』
『下落し始めたけど買おうかな…でもまだ下落するかも?』
などその時々で迷い、考えている間に相場は次々に変動していくんですよね。
ドルコスト平均法はそういった自身の感情は一切関係なく一定額を購入していくので、悩む時間もなくなります。
デメリット
- 短期投資ではない
ドルコスト平均法は中期から長期投資の考えで投資をしていき、長い目で後に利益を得られる可能性がある投資方法です。
だから今の価格の相場に合わせて瞬時に取引をしたい人には合わないやり方だと思います。
投資に回せる資金が500万円あり、それを長期投資に回すと相場が一気に変動したときに瞬時には動けません。
リスクはありますが価格の上昇を察知し、勝負をしかけて下落する前に売却が成功すれば一気に利益を得られるでしょう。
- リターンが少ない
上の項目と重複しますが、あくまで中期から長期の投資方法なので一気に利益を得られるわけではないです。
ドルコスト平均法ではなく普通に自分で投資をし、相場の変動時にすぐ投資額を注ぎ込んで勝てればそちらの方が短期間で利益を得られるでしょう。
短期間で勝負をしたい人には少し向かない方法ではあります。
まずは少額で投資を
もしまだ投資を始めようとしたけどチャートや通貨のチェックの時点で悩んだり疲れてしまうなら、少額でもできるドルコスト平均法を試してみることをお勧めします。
基本的には少額で少しずつぐらいの感じで投資していき、長期のスパンで気長に貯めていく感じで最初はトライしてみてほしいですね。
最初に暗号資産を購入するとき複数の通貨に投資するなら数万円を超えてしまうかもしれませんので、色々考えてしまう可能性もあります。
ですが悩んだり結局口座を開いただけで購入しないのは勿体ないので、そういう人にはまず少しずつ積立ていく感じで投資に慣れていってほしいですね。
まとめ
自分はあまり投資で大きな勝負をしかけるタイプではなく、いつも損する可能性をできる限り少なくなる道を選びがちです。
ドルコスト平均法は短期的ではなく長期のスバンで投資をしていくので、株のときからこの方法を好んでいます。
もちろんこの方法だけでは利益を大きくできる可能性が増えないので、投資できる銘柄のチェックを日々続けていきます。