暗号資産(仮想通貨)のナンピン買いとは?

暗号資産
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ここしばらく暗号資産(仮想通貨)の価格が下落している傾向ですね。

数日間で20%も下落した通貨もあり、僅かでも所有しているなら不安に感じます。

これ以上下がるなら損切りも視野に入れようかと考えていると、これくらいの変動は大したことないと知り合いは言います。

過去にはもっと大きな変動が1日で起きたこともあり、まだ損切りするほどでもないと。

急な相場変動が思った以上に動揺していたのかもしれません。

あのままだと狼狽売りをしていたかもしれませんね。

このように価格が下落しても損切りや狼狽売りすることなく、さらに買い増していく手法で「ナンピン買い」という方法があります。

今回はナンピン買いについて解説します。

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ナンピン買いとは

ナンピン買いとは購入した通貨が下落しても売却せず、買い増して購入した通貨の平均取得単価を下げる手法です。

平均取得単価は、簡単にいえば1つの通貨を購入したときにかかった金額のことです。

たとえば2万円で通貨を購入したとします。

この通貨の価格が購入後に下落し1万円になります。

購入時より価格が下落しており、この時点で売却すると損失になってしまいます。

利益を出すためには相場が2万円より上に上昇するのを待つ必要があります。

ですがナンピン買いは2万円以上に価格が上昇するのを待つわけではなく、さらに買い増していきます。

1万円に価格が下がった通貨を買い増すことで、平均取得単価を下げることができます。

ナンピンは漢字で表すと「難平」であり、相場が変動し価格が下落した際の損失(難)を平均化(平)にすることを意味しています。

購入時より価格が下落したことによる難を、買い増すことで平均化します。

さらに下落した価格が上昇すれば、買い増したことにより利益を増やせる可能性があります。

ですが相場次第で価格が思った以上に下落が止まらない中で買い増すと、損失が広がるだけになる場合もあります。

中期・長期的に投資を行っているなら、価格が下落してもすこしずつ買い増していくのも良いでしょう。

ナンピン買いは価格が上昇するなら利益を増やすことができるので、相場が上昇すると分析し予想ができるなら買い増すのも有りだと考えています。

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ナンピン買いをするケース

ナンピン買いは基本的には長期間の投資を行っているか、下落が一時的だと分析して予測できるときに使える方法だと考えています。

相場の変動が激しいときは価格がまた上昇するかは読めず、下落し続けるかもしれません。

下落し続ける通貨を買い増しても損失が広がるだけで、その場合は損切りをするか何もせず様子を見た方が良いかもしれません。

中期・長期的な投資をしているなら多少下落しても売却はせずに、ドルコスト平均法などを用いて少額でも買い増すのも有りでしょう。

過去のチャートの値動きや下落している理由を分析し、下落が一時的で再び上昇する見込みがあるならナンピン買いをすると良いでしょう。

実際に価格が上昇すれば買い増した分だけ利益を増やすことができます。

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メリット

・買い増すことで価格が上昇した際には利益が増える
価格が下がったことで、購入時より安い金額で買い増すことができます。

下がった価格が上昇した場合は、購入時+買い増した分だけ利益を増やすことができるでしょう。

買い増すことで平均取得単価を下げることができ、価格が上昇すれば元々考えていた利益より増やすことができます。

デメリット

・損失が膨らむ可能性も
損切りせずに価格上昇を期待して買い増すも、相場が下落し続けると損失になる可能性もあります。

下落が止まらないまま購入金額よりも下回ってしまうと、いつか上昇するまで塩漬けするか損失になるのを受け入れて売却するしかないでしょう。

価格が上昇すれば利益を増やせる可能性がありますが、相場が下落し続けると損失になることを覚えておきましょう。

まとめ

暗号資産の相場は変動しやすく、価格が上昇すると見込んでも思ったほど上昇しないケースもあります。

その場合通貨を買い増していると損失が広がるだけでしょう。

ナンピン買いをするなら少額でも買い増すか、様子を見るなど落ち着いて対処する方が良いかもしれません。

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