暗号資産(仮想通貨)は保有している通貨を別の場所へ送金する際、送金した側へ反映されるまですこし時間を要する場合があります。
通貨の取引量や様々な条件はありますが、暗号資産の送金には「タイムラグ」があります。
今回はタイムラグについて解説します。
タイムラグが起きる理由
暗号資産を取引する際、その取引が正しいかどうかの確認・承認をマイナーと呼ばれる人たちが行います。
この確認作業は、早ければ数秒から数分以内に終わる通貨もあります。
しかし知名度があり取引量が多い場合は、作業量が多くなり時間がかかる場合があるでしょう。
そして暗号資産の取引や送金には、マイナーへの手数料が必要です。
ビットコインが採用しているコンセンサスアルゴリズムのPoWは、一番早く計算し正しい答えを導き出した人に取引の承認作業の権利が与えられます。
この作業をマイニングといい、作業する人をマイナーといいます。
マイニング作業には取引の混雑さなど忙しい時期は時間が必要となり、それによってタイムラグが起きる場合があります。
マイナーへの手数料を多めに払うことにより取引の承認が早くなるケースもありますが、知名度がある通貨を取引するなら時間を要することを意識しましょう。
ただし送金スピードが早いリップルやステラルーメンなどは、数秒で送金が完了するなど通貨によって違いはあります。
タイムラグを短縮させる方法
基本的に暗号資産を送金する際はリップルなどを送金速度が早い通貨を除けば、多少時間は要します。
それでもタイムラグを少しでも短縮させたい場合は、送金手数料を多めに払うのも一つの手です。
取引所を利用する際、手数料を支払う場合がありますがその手数料にマイナーへの手数料が含まれています。
取引所によっては手数料を自ら設定できる場所もあるので、送金時間のタイムラグがどうしても早くしたいなら手数料を高めに設定します。
手数料が普通より高ければ優先して取引の承認をしてくれる可能性があり、普段より早く送金が完了するでしょう。
ですが常に送金手数料を割増で払うのは資金がかかってしまうので、どうしても早く送金を完了したいときだけにしましょう。
あくまで早く送金が完了する通貨以外は、暗号資産の取引には時間がすこし必要と思っておくといいです。
まとめ
暗号資産の送金時間には、取引量や手数料に応じてタイムラグが起きる場合があります。
早ければ数秒以内に完了するものもありますが、時期や通貨によってはかなり長い時間を要する可能性もあります。
知名度があり取引量が多いときは、多少の時間は必要ということを意識して取引しましょう。